山口県の豊かな海を守るため清掃活動に参加

10月30日、日本航空スタッフや長門市職員のみなさんと一緒に、Ethics of Beauty Projectに関わる東亜大学芸術学部トータルビューティ学科の学生が、山口県長門市にある向津具(むかつく)半島の海岸清掃活動をおこないました。

これまで私たち東亜大学芸術学部トータルビューティ学科は、日本航空と一緒に例年6月に開催されるJAL向津具ダブルマラソンをサポートしてきました。

JAL向津具ダブルマラソンは、CNNの「日本の最も美しい場所31選」に選ばれた元乃隅神社をはじめ、東後畑棚田などの風光明媚で神秘的な景観あふれる向津具半島を舞台に、フルマラソンの2倍の84.39kmを走るマラソン大会です。

世界中で増え続ける海洋ごみの問題は、山口県でも例外ではありません。向津具半島には今、ペットボトルやポリタンクなどの漂流ごみが漂着しています。これまでも、JAL向津具ダブルマラソンの開催にあわせて継続的な清掃活動を一緒に実施してきました。

しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響による2年連続でのJAL向津具ダブルマラソン中止により、漂流ごみが海岸に収集されずに残っている状況となっていました。そこで今回、日本航空や長門市役所のみなさんと海岸清掃を実施することになりました。

この清掃活動は、SDGsを達成できるプロダクトやサービスの開発に取り組んでいるEthics of Beauty Projectにとって、「11:住み続けられるまちづくりを(世界の文化遺産や自然遺産を保護し、保っていくための努力を強化する。)」「12:つくる責任、つかう責任(地域に仕事を生み出したり、地方の文化や特産品を広めるような持続可能な観光業に対して、持続可能な開発がもたらす影響をはかるための方法を考え、実行する。 )」「14:海の豊かさを守ろう(海洋ごみや富栄養化など、特に陸上の人間の活動によるものをふくめ、あらゆる海の汚染をふせぎ、大きく減らす。)」という3つの達成を目指す活動にもつながっています。

当日は、清掃活動を実施することを知った長門市の江原達也市長をはじめ、地元の自治会長さんや漁協関係者のみなさんも参加してくださり、わずかな時間のあいだに1,500kg以上のゴミを回収することができました。

これからも、海のために今できることを、身近なところから取り組んでいきます。