すべてのお客様に安心して快適な空の旅をお楽しみいただけるサービスとは？

2022年3月19日（土）、東京・錦糸町のミライロハウス（丸井錦糸町店5F）にて、日本航空の協力のもと「すべてのお客様に安心して快適な空の旅をお楽しみいただけるサービスとは？」と題したフォーラムを開催しました。

今日、障がい者の社会参加が広がることで飛行機を利用する人が増えているものの、障がいのある方が航空会社の提供するサービスについて知る機会は限られています。たとえば、車椅子利用者へのサービスは数多く明記がある一方で、視覚障がい者へのサービスはあまり知られていません。

このフォーラムでは客室乗務員の仕事にふれるとともに、とくに視覚障がいに注目し、「お手伝いが必要」な利用者に航空会社がどのようなサービを提供しているか、また当事者からどのようなサービスが求められているのかについて、日本航空の協力のもと来場者と一緒に考えました。

まず、JALふるさと応援隊としても活動している客室乗務員の藤田麻世さんから客室乗務員の仕事について紹介があり、そのあとに事前に視覚障がい者のみなさんからお寄せくださった質問に対する回答、そしてフォーラムの参加者からの質問や要望に関してお話ししていきました。

参加者のみなさんからの要望は、じつは航空会社として提供しているサービスとしてすでにあるもののありましたが、今回のフォーラムを開催することで当事者の方々に情報が伝わっていないという課題に発見にもつながりました。

また、一概に視力障害といってもその障害の程度によって求められているサービスが違うことなど、多くの気づきがありました。

ETHICS OF BEAUTY PROJECTでは、今回のセミナーの経験を日本航空との活動に生かしていきます。

なお本セミナー開催にあたり、会場費を元客室乗務員で2015年に自身のCAの体験を元に描いた『CREWでございます！』でデビューした漫画家の御前モカ氏にスポンサードいただきました。